滋賀県・私学審議会での学校設置認可の議論が公開へ。議事録を入手。
2013年2月6日、知事の諮問機関である滋賀県・私学審議会が開催され、
幸福の科学学園・関西校の学校設置について「認可を適当と認める」との判断が下されました。
滋賀県の嘉田由紀子知事は、この審議結果を尊重するとして、
2013年2月12日に幸福の科学学園・関西校の学校設置を認可しました。
この動きを受け、仰木の里まちづくり連合協議会(まち連)は、滋賀県への情報公開請求を行い、
滋賀県・私学審議会の議事録を入手、まち連ホームページ上で公開となりました。
[議事録引用元]
滋賀県・私学審議会における幸福の科学学園・関西校の設置認可を議論した議事録
(仰木の里まちづくり連合協議会HP)
本記事サイトでは、地元から「地域連携の不安」「学園用地の地盤安全性への疑義」に由来する
根強い反対の声が多い中、私学審議会が「認可を適当と認める」との判断に至った議論の
経過について、5つの視点で問題点を指摘します。
幸福の科学学園・関西校の学校設置について「認可を適当と認める」との判断が下されました。
滋賀県の嘉田由紀子知事は、この審議結果を尊重するとして、
2013年2月12日に幸福の科学学園・関西校の学校設置を認可しました。
この動きを受け、仰木の里まちづくり連合協議会(まち連)は、滋賀県への情報公開請求を行い、
滋賀県・私学審議会の議事録を入手、まち連ホームページ上で公開となりました。
[議事録引用元]
滋賀県・私学審議会における幸福の科学学園・関西校の設置認可を議論した議事録
(仰木の里まちづくり連合協議会HP)
滋賀県・私学審議会の議論を5つの視点で問題点を指摘します。
本記事サイトでは、地元から「地域連携の不安」「学園用地の地盤安全性への疑義」に由来する
根強い反対の声が多い中、私学審議会が「認可を適当と認める」との判断に至った議論の
経過について、5つの視点で問題点を指摘します。
問題点@:滋賀県総務課職員が、私学審議会の決定無く「一次認可」を学園に伝達
私学審議会でのいわゆる「一次認可」に至る過程で、私学審議会の運営規則で定める
「挙手による裁決」が行われないまま、学園に一次認可が伝えられるという事態が起きていました。
それは、委員が「正式に今日の日付では何も出ることはないのであろう。」という問い掛けを
行った際に、事務局である総務課職員は「今日は諮問したということ。」と答え、
自ら結論が出ていないことを告げた上での行為でした。
委員からは「総務課のフライング」とまで非難の発言が飛び出しました。
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問題点@:私学審議会の決定無く「一次認可」を学園に伝達
私学審議会を開催したことは、過去の私学審議会の開催間隔から考えると前例のない
頻度で審議されていたことが分かりました。
委員からは、「審議会の決定」が「建築」に影響するのか?との問い掛けがあるなど、
審議に当たった事務局、委員は「工事着工のプレッシャー」感じながら審議せざるを得なかった
ことは、議事録中の発言から明らかでしょう。
このような状況に陥った理由は何なのか、経過と共に検証します。
[詳しくは、こちら]
問題点A 建築着工に向けた急いで「一次認可」を伝えた背景はなかったか?
しかし、私学審議会では、幸福の科学学園の副理事長が行った「最大最強の敵」発言や、
建築業者をも巻き込んだ中高層での「やらせ説明会」、建築工事中の「地元対応しないのは
施主の方針」という地域連携の溝を自ら決定的とした出来事は何一つ説明されませんでした。
それどころか、事務局からは「反対理由は宗教への偏見」と説明されました。
地元の状況を、核心を避けて説明した中での地域連携の議論に意味はあったのでしょうか?
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問題点B 核心を避けて私学審議会に説明された地元の反対理由
実質的に裁量が与えられていないことを伝えたうえで、委員に意見を求めたのです。
これは、「適合表」に合っているか否かの議論に誘導する行為であり、
地域連携について問題視した委員に対して設置基準に書かれていないとした事務局に対して、
「それなら総務課さんでやったらいい」と主張した委員の反論への釘刺しでもありました。
なぜ、このタイミングでの議長が発した「覊束裁量」発言だったのか?
徹底検証します。
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問題点C :議長は「覊束裁量」発言で審議会を誘導。審議会の役割をも自己否定
「地盤は安全」と事務局が明言し、委員が追従する結果となりました。
現在争われている学園用地に関する建築確認取消し訴訟も振り返りながら、
土地の開発手続きを通じた事前の安全調査が行われなかった点をクローズアップします。
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問題点D: 地盤不安は実質議論せず。訴訟文書の解釈は事務局が都合よく説明
滋賀県や地元住民を含む4者協議会を目前に控え、私学審議会として地域連携が進まない事に
対する大きな懸念が存在したとともに、私学審議会が考えた付言の位置付けについて、
一次認可の条件とするかどうかの検討が不十分であったためでした。
「一次認可」に関しては、『問題点@ 事務局が私学審議会の決定無く「一次認可」を学園に伝達』
でも述べたように、委員から後に「総務課のフライング行為」と言われるほど、4者協議会の前に
学園に一次認可を伝えることを事務局が重視した形跡が見られました。
では、この4者協議会の内容・結果について、どのように私学審議会に報告されたのでしょうか?
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問題点E: 「一次認可」で懸念した四者協議会の経過は、私学審に伝える気すらなかった!?
「挙手による裁決」が行われないまま、学園に一次認可が伝えられるという事態が起きていました。
それは、委員が「正式に今日の日付では何も出ることはないのであろう。」という問い掛けを
行った際に、事務局である総務課職員は「今日は諮問したということ。」と答え、
自ら結論が出ていないことを告げた上での行為でした。
委員からは「総務課のフライング」とまで非難の発言が飛び出しました。
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問題点@:私学審議会の決定無く「一次認可」を学園に伝達
問題点A : 建築着工に向けた急いで「一次認可」を伝えた背景はなかったか?
滋賀県総務課が運営する事務局は、2011年8月の1ヶ月間で3回も同一案件に対して私学審議会を開催したことは、過去の私学審議会の開催間隔から考えると前例のない
頻度で審議されていたことが分かりました。
委員からは、「審議会の決定」が「建築」に影響するのか?との問い掛けがあるなど、
審議に当たった事務局、委員は「工事着工のプレッシャー」感じながら審議せざるを得なかった
ことは、議事録中の発言から明らかでしょう。
このような状況に陥った理由は何なのか、経過と共に検証します。
[詳しくは、こちら]
問題点A 建築着工に向けた急いで「一次認可」を伝えた背景はなかったか?
問題点B 核心を避けて私学審議会に説明された地元の反対理由。
地域連携が果たされず、話し合いができない理由は説明会に行かない住民にあるとされました。しかし、私学審議会では、幸福の科学学園の副理事長が行った「最大最強の敵」発言や、
建築業者をも巻き込んだ中高層での「やらせ説明会」、建築工事中の「地元対応しないのは
施主の方針」という地域連携の溝を自ら決定的とした出来事は何一つ説明されませんでした。
それどころか、事務局からは「反対理由は宗教への偏見」と説明されました。
地元の状況を、核心を避けて説明した中での地域連携の議論に意味はあったのでしょうか?
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問題点B 核心を避けて私学審議会に説明された地元の反対理由
問題点C : 議長は「覊束裁量」発言で審議会を誘導。審議会の役割をも自己否定
実質的に裁量が与えられていないことを伝えたうえで、委員に意見を求めたのです。
これは、「適合表」に合っているか否かの議論に誘導する行為であり、
地域連携について問題視した委員に対して設置基準に書かれていないとした事務局に対して、
「それなら総務課さんでやったらいい」と主張した委員の反論への釘刺しでもありました。
なぜ、このタイミングでの議長が発した「覊束裁量」発言だったのか?
徹底検証します。
[詳しくは、こちらをクリック]
問題点C :議長は「覊束裁量」発言で審議会を誘導。審議会の役割をも自己否定
問題点D :地盤安全性の問題は実質議論せず
大津地裁で実質的な違法性が示唆されるような決定文が出ていながら、正しく解釈せず「地盤は安全」と事務局が明言し、委員が追従する結果となりました。
現在争われている学園用地に関する建築確認取消し訴訟も振り返りながら、
土地の開発手続きを通じた事前の安全調査が行われなかった点をクローズアップします。
[詳しくは、こちらをクリック]
問題点D: 地盤不安は実質議論せず。訴訟文書の解釈は事務局が都合よく説明
問題点E:一次認可で懸念した四者協議会の経過は私学審に伝える気すらなかった!?
2011年8月29日の私学審議会で「一次認可」に関する結論が委員の間でまとまらなかった理由は、滋賀県や地元住民を含む4者協議会を目前に控え、私学審議会として地域連携が進まない事に
対する大きな懸念が存在したとともに、私学審議会が考えた付言の位置付けについて、
一次認可の条件とするかどうかの検討が不十分であったためでした。
「一次認可」に関しては、『問題点@ 事務局が私学審議会の決定無く「一次認可」を学園に伝達』
でも述べたように、委員から後に「総務課のフライング行為」と言われるほど、4者協議会の前に
学園に一次認可を伝えることを事務局が重視した形跡が見られました。
では、この4者協議会の内容・結果について、どのように私学審議会に報告されたのでしょうか?
[詳しくは、こちらをクリック]
問題点E: 「一次認可」で懸念した四者協議会の経過は、私学審に伝える気すらなかった!?
滋賀県・私学審議会・議事録
幸福の科学学園・関西校の学校設置に関して記載されていた私学審議会の議事録は
10回分存在していました。しかしながら、幸福の科学学園・関西校の案件を正式に扱った
審議会は10回中わずか2回(日付:赤文字)だけでした。一方で、当初、滋賀県のHPに掲載されず
住民が指摘するまで事務局が秘密裏に運営してきた"審議会(協議会)"と称する集まりも
2回(日付:青文字)開催されました。
さらには、「一次認可」があったとされる2011年8月には、1ヶ月に3回という滋賀県の私学審議会
運営の歴史上、前例がないハイペースで議論を行った点も見逃せません。
10回分存在していました。しかしながら、幸福の科学学園・関西校の案件を正式に扱った
審議会は10回中わずか2回(日付:赤文字)だけでした。一方で、当初、滋賀県のHPに掲載されず
住民が指摘するまで事務局が秘密裏に運営してきた"審議会(協議会)"と称する集まりも
2回(日付:青文字)開催されました。
さらには、「一次認可」があったとされる2011年8月には、1ヶ月に3回という滋賀県の私学審議会
運営の歴史上、前例がないハイペースで議論を行った点も見逃せません。