北大津まちづくりネットワーク　〜滋賀県大津市 雄琴・仰木の里のまちづくりを考える集い〜

下記に学校設置に関する手続きを図示しています。通常の手続きは大きく2つのプロセスから構成されます。

• �@　学校設置計画に関する審査/承認　(事業計画について書類上で審査)
• �A　学校設置計画の履行に関する確認審査　(建物などの確認も含む)

基本的に上記�@の審査以降は、計画に対する履行状況に対する審査となるため、
立地安全性の問題など事前懸念事項に対する審査は�@の時点で十分に検討されることになります。

審議については、滋賀県の私学審議会で行われ、最終判断は滋賀県知事に委ねられます。

※上記のフローは、実際の進め方と異なる場合があります。

[関連リンク]　滋賀県・私立学校審議会

あります。

1998年にヤマギシズムが三重県に学校設置申請後、取り下げたケースです。

ヤマギシズムのときには、私学審議会の中で、住民が要望した「公聴会」が開催され、
公聴会の場においてヤマギシズムや学校計画の問題点が次々と明るみに出る結果となりました。

それをきっかけに反対の世論が高まり、三重県の行政も動き出し、最終的には学校側が認可申請を取り下げました。

地すべりは、地表面を摩擦の力で止めておけなくなることで発生します。
ひとつのパターンとして、下図の�@〜�Cの流れで地すべりが発生すると言われています。

�@　過去に沼地だった土地を埋め立てたり、粘土層が地中に存在すると、地中に水が溜まっていることがあります。


�A　雨が降ると、しみ込んだ雨水が地中に溜まっていき・・・地中の地下水面が上昇します。


�B　地下水面が上昇すると、その上にある地面が持ち上がり、地表にひびが入ったりします。
　　この持ち上がった影響により、従来と比較して地下面と地表面との摩擦力が減少します。


�C　最終的には、地表面が動かないように止めている摩擦の力よりも、地下水面の上昇力が上回ったり、
　　地震などで揺れが発生した場合には、上に乗っている土地がはがれ、地すべりとなって土地が崩落します。

ＵＲ開発造成の宅地に関しては、2010年という最近でもトラブル事例が報じられています。

大阪府和泉市の造成地での不法投棄容疑で旧都市公団所長らが逮捕

　→　大阪府和泉市の大規模ニュータウン「トリヴェール和泉」での不法投棄容疑でURの前身である
　　　旧都市公団所長らが逮捕。造成地で湧き水が発生し、排水能力が著しく低いことが発覚。
　　　(2005年12月8日)

　[関連URL] 　トリヴェール和泉地区（大阪府和泉市）における不法投棄に係る措置について　(外部サイト)

愛知県小牧市の「桃花台ニュータウン」土壌汚染と地盤沈下問題

　→　愛知県が土地開発、ＵＲが住宅販売したニュータウンに対して、土壌汚染と地盤沈下が発覚。
　　　名古屋高裁は、軟弱地盤に対する瑕疵担保責任を認定し、250万円の損害賠償を命ずる判決。
　　　(2010年1月20日)

　[関連URL] 　桃花台ニュータウン土壌汚染と地盤沈下の経緯 　桃花台城山地区地盤沈下問題　　(外部サイト)

このような過去事例が事実として存在する以上、影響を受ける近隣住民もこのような問題になる前に、
安心できる客観的な物的データが示され、説明を行うことを通じて不安が払拭されるべきと考えます。

あります。

今回行われた建築審査請求は、広く開かれた場において、建築にかかる違法・不当な行為をチェックする
手続として、近年大いに注目されています。

日本全国に目を移すと、全国各地で建築審査会での審査請求は実施されており、
実際に、「建築確認取り消し」の裁定が何件も発生しています。

中には、そのまま建設中止に追い込まれたケースまで存在するのです。

西暦	内容(URL)	場所
2005年	建築主事が行った分譲マンションの建築確認処分が取消された事例	(横浜地裁)
2006年	芦屋のマンション計画　建築確認取り消し	兵庫県芦屋市
2007年	大田区建築審査会の取消決済と建築確認の現状	東京都大田区
2010年	日影規制違反を理由に建築確認取り消し=愛知・名古屋	愛知県名古屋市