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寄宿舎用地は過去に地滑りを起こしていた! 公開口頭審理で次々に明るみになった驚愕の事実!!


2012年3月1日、幸福の科学学園・関西校の校舎棟・寄宿舎棟の建設確認に対する
取り消し請求について、大津市建築審査会による公開口頭審理が開催されました。

公開口頭審理の冒頭では、仰木の里の住民による論述が行われました。

公開審理では、住民・専門家が写真と映像を交えて具体的な危険の兆候を指摘

2011年12月12日の審査請求の後、建築確認主による弁明書、弁明書に対する住民・弁護士による
反論書の交換を経て、公開口頭審理の開催となりました。

公開口頭審理では、住民・土木・建築の専門家による論述が下記の論点で、
1点ずつ、具体的な危険の兆候が写真・映像を交えて説明されました。


 @ 既に傾斜地では円弧状の地滑りが発生。住民の目視でも確認可能。

 A 直隣の歩道・橋脚周辺では、小規模な『地割れ』『陥没』が発生。

 B 著しい排水能力の欠如。建築確認後に施工業者がこっそり簡易工事で応急処置。工事続行。

 C ボーリング調査結果では、N値と呼ばれる地盤強度を表す指標は一般住宅が辛うじて建設可能な数値。
   地盤補強無しでは大規模な施設を支えるには不十分。



 (事例 : 直隣の歩道・橋脚周辺で発生している『地割れ』『陥没』の様子)

地割れと陥没の様子 地割れと陥没の様子










地割れと陥没の様子
















寄宿舎用地は過去に地滑りを起こしていた! 次々に明るみになった驚愕の事実!!


先頭を切って行われた住民論述の中で、ひときわ注目を集めたのは、
大津市・URへの情報公開請求で得た資料を引用し、過去の航空写真、測量図の重ねあわせから、
谷埋め盛土が出来上がる様子が刻銘に示された部分でした。

建設用地が東日本大震災で甚大な被害を引き起こした地形で知られる「谷埋め盛り土」
から構成される大規模傾斜地であることは周知の事実でしたが、新たに、

・「谷埋め盛り土」の傾斜に隣接する御呂戸川は、過去には寄宿舎棟の区画に大きく食い込んで
 存在し、弱い地盤形成に関わりがあったこと。

・過去の大津市の記録によると、今回の寄宿舎建設用地では過去に地滑り崩落が発生していたこと。

が指摘された論述の場面では、会場から多くの「どよめき」が起こりました。

学校の寄宿舎という、より安全性が確保されるべき性格を持つ区画に対する新事実は、
今後の議論に大きな波紋を呼びそうです。
谷埋め盛り土
谷埋め盛り土







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