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滋賀県総務課が8/4での私学審議会での学校建設用地視察を画策。しかし、視察検討の事実は隠蔽!


2011年10月31日と11月15日に仰木の里まちづくり連合協議会(略称:まち連)による
街頭チラシ配布が行われました。

そのチラシでは、幸福の科学学園・関西校の学校設置審査の採決について、
運営規則の条文で定められている挙手による採決を行っていないことを「問題ない」とする
滋賀県総務部総務課の認識が新聞記事引用の形で明らかにされました。

また、情報公開制度に関する滋賀県総務課の驚くべき姿勢も明らかになりました。

[関連コンテンツ]
2011年10月31日のまち連による滋賀県庁前配布チラシ (仰木の里まちづくり連合協議会HP)

2011年11月15日のまち連によるJRおごと温泉駅前配布チラシ (仰木の里まちづくり連合協議会HP)

まだまだ出てくる、隠された私学審議会の開催実績。しかし・・・。


当ホームページでは、滋賀県総務課が2011年8月22日に開催していた「私学審議会協議会」の開催実績を
住民に対して隠していた事実を解説する記事を掲載しました。

[関連コンテンツ]
滋賀県総務課、情報公開制度の根幹を揺るがす問題発生! 8/22に名を変えた審議会開催が明らかに。

8月22日の「私学審議会協議会」の開催に関しては、滋賀県の経費を使用していながら、
「審議会の開催実績という事実」すら、住民からの質問に対して正直に答えず、
事実隠蔽した滋賀県総務課に対して、大きな疑問が投げかけられています。

そんな中、この事実に続いて、「幸福の科学学園に関する審議は行っていない」と
総務課に説明されていた8月4日の私学審議会においても、新たな事実が判明したのです。

総務課は私学審議会開催案内で学校建設用地視察を画策! 直前の審議は10分で終了。

情報公開請求により入手した資料によると、審議委員に対して送付された
8月4日の私学審議会開催案内には、「次回審議予定としている(仮称)幸福の科学学園関西中学校・高等学校の
建設予定地の視察を行います。」と明記されていた
のです。

8月4日の私学審議会の案内


  8月4日の私学審議会の案内
  (仰木の里まちづくり連合協議会HP掲載)



この「建設予定地の視察」は、審議委員を集めて行うのですから、議題であることは明確です。
にもかかわらず、滋賀県総務課はあくまで審査で無いとして、その審議会の開催実績を住民に対して
認めようとしません。

また、8/4の私学審議会での他の審議事項については、下記の議事録が示すように、
わずか10分で審議が終了している
ことも明らかになりました。

下記の議事録には、開催日時として10:30〜10:40と表記されいます。(pdfでは赤枠で囲って表記)

8月4日の私学審議会の議事録



  8月4日の私学審議会の議事録
  (仰木の里まちづくり連合協議会HP掲載)



これは、後に続く現地視察を考慮した滋賀県総務課の私学審議会運営と捉えられても仕方がありません。

1回の審議に対して日当を含め15万程度の経費を使用していること、月末の8月29日にもう一度、審議会を
開催している事実を考慮すると、10分の審議のためだけに審議委員を召集する運営も考えにくいと思われます。

滋賀県総務課の担当は現地に先回り? でも経費請求の書類には片方の担当のみ二重線が・・・

ところで、この8月4日の私学審議会において、審議委員による「建設予定地の視察」は行われたのでしょうか?

「建設予定地の視察」については情報公開請求が行われたものの、議事録は審議中の案件であることを理由に、
開催日時と出席者以外の情報は、すべて黒塗りでの公開となりました。

8月4日の私学審議会の議事録(視察)


  8月4日の私学審議会の議事録(視察について)
  (仰木の里まちづくり連合協議会HP掲載)




しかしながら、その議事録には、下記2点の奇妙な点があるのです。

@ 先の8/4の審議会議事録の時間と重複していること。

A 会議時間が10:35〜11:25の50分となっていること。

奇妙な点とは、@の情報より現地視察の議論を間髪入れずに議論に入ったことが伺えるのですが、
それにしては、Aの情報からは現地に移動して視察したと思えないのです。

審議会が開催された滋賀県庁から、幸福の科学学園・関西校の建設用地までは、車での移動だけでも
20分以上は必要です。県庁の会議室から退出し、公用車に分乗するなどの時間を考慮すると、
「建設予定地の視察」に費やせた時間は、あまりにも短すぎることになります。


さらに、「建設予定地の視察を行っていない」と思われる文書として、滋賀県総務課の担当の移動記録を入手したところ、
追い討ちを掛ける事実が明らかになりました。

[滋賀県総務課の私学審議会運営に関わる担当の移動記録]

8月4日の滋賀県総務課担当Aの移動記録

  8月4日の滋賀県総務課担当Aの移動記録
  (仰木の里まちづくり連合協議会HP掲載)



8月4日の滋賀県総務課担当Bの移動記録

  8月4日の滋賀県総務課担当Bの移動記録
  (仰木の里まちづくり連合協議会HP掲載)


上記資料によると、建設予定地の視察を予定した8/4の滋賀県総務課の担当Aさんの移動履歴には、
現地である大津市仰木の里に移動した記録が残っています。(pdfファイルの赤枠の部分)

しかしながら、8/4の私学審議会に出席していた総務課の担当Bさんの同日の移動履歴を確認すると、
大津市仰木の里への移動申請がされているものの、二重線で取り消された記録となっているのです。
(pdfファイルの赤枠の部分)

つまり、8月4日の私学審議会の当日は、担当Aさんは予め現地に赴いていたものの、
一方で、担当Bさんは予定していた建設予定地の視察を目的とする大津市仰木の里への移動を行っていないのです。

議事録に記された「50分」という時間での協議内容は、黒塗り議事録であるため内容は伺い知れません。

しかしながら、移動取り止めの記録より、 滋賀県総務課が画策した私学審議委員による学校建設用地の視察は、
見送られたと考えて間違ありません。

審議開催という事実をも隠蔽しつつ、滋賀県総務課が審議を急ぐ背景は?

このように、入手した情報をひとつずつ並べていくと、8/4の私学審議会において、
私学審議委員による学校建設用地の視察が見送られた可能性が強まりました。

一方で、過去には地域住民が提供した地盤に関する調査資料は「私学審議会では使わない」として、
滋賀県総務課の担当に隠蔽される事態も明らかになっています。

[関連コンテンツ]
滋賀県総務課が住民提出の土地脆弱性の問題提起資料を隠蔽!!

もしも、審査の過程で現地も見ていないとするならば、いったい、どのような資料を私学審議会に提供し、
学校用地としての安全性について私学審議会の各委員に審議・判断させようとしたのでしょうか?

地元からの地盤安全性に関する疑義が叫ばれる中、本当に適切な情報提供が行われたのでしょうか?

大変、疑問が残ります。

2011年8月については、判明しているだけでも8/4,8/22,8/29という3回の審議が行われていることが明らかです。
この審議のペースは、過去に滋賀県で行われた他の審議案件を鑑みても、明らかに前例を見ないものです。

審議開催という事実をも隠蔽しつつ、審議を急いだ背景が非常に疑われる滋賀県総務課の私学審議会運営について、
まだまだ追求していく必要がありそうです。