『学習会 〜仰木の里を歩こう会&学園に関する情報提供会〜』が開催されました
仰木の里まちづくり連合協議会(略称:まち連)の主催で学習会が開催されました。
日時:2014年6月8日(日) 13:00〜17:00
場所:ERA ピアライフ会議室
今回の学習会は、2014年度に入ってからのまち連新体制での初の大規模なイベントとなりました。 当日は仰木の里の地域から58名、弁護団・講師・議員来賓など計6名の出席がありました。 学習会は2部構成で行われ、第1部は屋外学習会の形式での地盤現地調査との学園建築に関する義務付け訴訟の経過の説明、第2部は幸福の科学学園に関連する情報提供会の内容で進められました。
説明会の様子(写真撮影:仰木の里まちづくり連合協議会)
[報告会の概要]
(第一部) 歩こう会 〜仰木の里の地盤を調べてみよう〜(講師:弁護団、土木専門家)
弁護団、土木専門家と参加者が現地を歩いた地盤調査会では、大津市が国交相指導に基づく大規模盛土造成地に関する スクリーニング調査として仰木の里で行った学園用地を含めた二箇所の地点に加えて、昨年度水道ガス管破損のあった地点、 橋脚など過去に著しい亀裂が見られた地点を歩いて見て回り、その各所で専門家による解説、及び、まち連が有する情報について共有がなされました。 特に地盤不安が危惧される学園用地については、法面からの出水状況など非常に詳しい解説がなされました。
その後、屋内会場に戻ってから行われた学園建築物に関する義務付け訴訟の経過報告では、地盤安全性の検討を行った結果が解説され、 大津地裁での公判の中でも実質的な地盤安全性に関する審理に入れそうな見通しであることが弁護団より強調されました。
説明会の様子(写真撮影:仰木の里まちづくり連合協議会)
(第二部) 幸福の科学学園に関する情報提供会(講師:外部講師)
第二部では、幸福の科学グループに関する取材活動をしておられるジャーナリストによる取材に基づく詳細なトピック報告がありました。 主な紹介項目は下記の通りでした。
●幸福の科学学園提起の名誉毀損訴訟について
那須校に関する週刊新潮(2012年11月22日号)の掲載記事に対して学園が提起した1億円の賠償等を求める名誉毀損訴訟の概要と裁判経過、学園の主張内容が紹介されました。 記事は宗教教育、政治教育、生徒指導の方法に関する疑問点を提起する内容で、現在は記事中に記された名誉毀損に繋がるとされる事実の有無を巡って公判が続いているとのことでした。 訴訟自体は名誉毀損の該当性を争う趣旨ですが、公教育機関として適正な教育がなされているかを司法の場で再確認する側面をも有していると言えそうです。
●幸福の科学大学の設置計画について
千葉県長生村に2015年春開校予定で計画が進められている幸福の科学大学に関する状況が報告されました。 報告では、大学設置予定地の地元で宗教法人所有の用地課税を巡る問題で村議会が混乱したこと、長生村住人から文科省に対して大学設置不認可要求の請願が行われた状態の中、 学園は文科省に対して大学設置申請を済ませ、現在は審理中の状態であることが詳細に伝えられました。
[報告会を終えて]
今回の報告会の第一部では、2014年度のまち連の方針に掲げられた学園建築裁判の経過で得た地質調査に関する知識・情報を地域の財産として活かし、 自らの生活基盤を自ら主体的に検証するという姿勢が具体的に示されました。一方、参加者からは継続的な地盤調査と地域への情報伝達、 行政への働きかけがお願いされる場面も見られ、「安心安全なまちづくりを共に目指す」という意気込みが感じられました。
一方、第二部の講演に続く質疑・意見交換では、仰木の里で行われたような住民対応が大学設置予定地でも繰り返されているのか、 仰木の里では保護者の会を名乗る団体や匿名によるのぼり撤去を要求する個別文書投函への不安など、 学園が住民説明を拒否し続けるが故に蓄積された不安感から来る質問が多く寄せられ、仰木の里に残る学園問題の深刻さが改めて浮き彫りとなりました。
今回は4時間に渡る長丁場の学習会でしたが、多くの情報に触れられた良い機会となりました。
日時:2014年6月8日(日) 13:00〜17:00
場所:ERA ピアライフ会議室
今回の学習会は、2014年度に入ってからのまち連新体制での初の大規模なイベントとなりました。 当日は仰木の里の地域から58名、弁護団・講師・議員来賓など計6名の出席がありました。 学習会は2部構成で行われ、第1部は屋外学習会の形式での地盤現地調査との学園建築に関する義務付け訴訟の経過の説明、第2部は幸福の科学学園に関連する情報提供会の内容で進められました。
説明会の様子(写真撮影:仰木の里まちづくり連合協議会)
[報告会の概要]
(第一部) 歩こう会 〜仰木の里の地盤を調べてみよう〜(講師:弁護団、土木専門家)
弁護団、土木専門家と参加者が現地を歩いた地盤調査会では、大津市が国交相指導に基づく大規模盛土造成地に関する スクリーニング調査として仰木の里で行った学園用地を含めた二箇所の地点に加えて、昨年度水道ガス管破損のあった地点、 橋脚など過去に著しい亀裂が見られた地点を歩いて見て回り、その各所で専門家による解説、及び、まち連が有する情報について共有がなされました。 特に地盤不安が危惧される学園用地については、法面からの出水状況など非常に詳しい解説がなされました。
その後、屋内会場に戻ってから行われた学園建築物に関する義務付け訴訟の経過報告では、地盤安全性の検討を行った結果が解説され、 大津地裁での公判の中でも実質的な地盤安全性に関する審理に入れそうな見通しであることが弁護団より強調されました。
説明会の様子(写真撮影:仰木の里まちづくり連合協議会)
(第二部) 幸福の科学学園に関する情報提供会(講師:外部講師)
第二部では、幸福の科学グループに関する取材活動をしておられるジャーナリストによる取材に基づく詳細なトピック報告がありました。 主な紹介項目は下記の通りでした。
●幸福の科学学園提起の名誉毀損訴訟について
那須校に関する週刊新潮(2012年11月22日号)の掲載記事に対して学園が提起した1億円の賠償等を求める名誉毀損訴訟の概要と裁判経過、学園の主張内容が紹介されました。 記事は宗教教育、政治教育、生徒指導の方法に関する疑問点を提起する内容で、現在は記事中に記された名誉毀損に繋がるとされる事実の有無を巡って公判が続いているとのことでした。 訴訟自体は名誉毀損の該当性を争う趣旨ですが、公教育機関として適正な教育がなされているかを司法の場で再確認する側面をも有していると言えそうです。
●幸福の科学大学の設置計画について
千葉県長生村に2015年春開校予定で計画が進められている幸福の科学大学に関する状況が報告されました。 報告では、大学設置予定地の地元で宗教法人所有の用地課税を巡る問題で村議会が混乱したこと、長生村住人から文科省に対して大学設置不認可要求の請願が行われた状態の中、 学園は文科省に対して大学設置申請を済ませ、現在は審理中の状態であることが詳細に伝えられました。
[報告会を終えて]
今回の報告会の第一部では、2014年度のまち連の方針に掲げられた学園建築裁判の経過で得た地質調査に関する知識・情報を地域の財産として活かし、 自らの生活基盤を自ら主体的に検証するという姿勢が具体的に示されました。一方、参加者からは継続的な地盤調査と地域への情報伝達、 行政への働きかけがお願いされる場面も見られ、「安心安全なまちづくりを共に目指す」という意気込みが感じられました。
一方、第二部の講演に続く質疑・意見交換では、仰木の里で行われたような住民対応が大学設置予定地でも繰り返されているのか、 仰木の里では保護者の会を名乗る団体や匿名によるのぼり撤去を要求する個別文書投函への不安など、 学園が住民説明を拒否し続けるが故に蓄積された不安感から来る質問が多く寄せられ、仰木の里に残る学園問題の深刻さが改めて浮き彫りとなりました。
今回は4時間に渡る長丁場の学習会でしたが、多くの情報に触れられた良い機会となりました。