1. HOME > 学校設置反対の動きと経過 > 『経過報告と今後についての学習会』2013年4月

「経過報告と今後についての学習会」が開催されました

地域から75名が参加。まち連は引き続き地元不安の解消に注力する方針を表明。

 仰木の里まちづくり連合協議会(略称:まち連)の主催で、『経過報告と今後についての学習会』が開催されました。

 日時:2013年4月21日(日) 14:00〜16:30
 場所:滋賀県大津市仰木の里市民センター大会議室3階

今回の報告会は、科学学園・関西校の設置認可・開校後の初めての開催となりました。

例年に漏れず、自治会の行事などが連続する4月という多忙な時期での開催となりましたが、
仰木の里の地域から75名が参加した報告会となりました。また、弁護団からも4名の出席がありました。

報告会では、幸福の科学学園・関西校の学校設置審査の経緯、地盤安全性の疑義を発端に始まった
建築確認取消訴訟の経過などを中心に、これまでの経緯を振り返りながら、仰木の里の今後を考える内容となりました。

写真 説明会の様子(写真撮影:仰木の里まちづくり連合協議会)

[報告会の概要]

  • 学園計画の発覚から現在までの振り返り(まち連)

  • 学校設置認可の関する私学審議会の議事録解説と問題点について(まち連)
  •   工事着工を決めた「一次認可」の決定を巡る問題行為、地元で発生した数々の問題行為が
      私学審議会に一切伝えられなかったこと等の問題点について、議事録上の発言を具体的に引用し、
      解説が行われました。

  • 今後の方針について(まち連)
  •   学園は開校しましたが、引き続き地元不安の解消に注力するという方針が発表されました。
      また、学園に関する地元の窓口的役割を引き続き担っていくこと、
      及び、地元仰木の里向けに情報提供の役割を担うことなどが表明されました。

  • 学園校舎・寄宿舎棟における建築確認取消訴訟の経過報告(弁護団)
  •   弁護団による訴訟経過報告と、大津地裁の執行停止に関する判断文を引用した解説が行われました。

  • 質疑応答、ディスカッション


  • [報告会を終えて]
    報告会の内容から改めて感じたのは、「計画発覚当初に提起された懸念は何も解決されていない」
    「むしろ開校までの経緯の中で一部の不安は現実となった」ということです。

    地元自治連合会、まち連という大きな地域団体が「今のままでは容認できない」という
    意思表示をはっきりと行う中で、学校運営が開始された事例は過去に類を見ないでしょう。

    報告会のディスカッションのパートでは、このような経過を辿りながら開校の判断になお至った
    行政・私学審議会の不信感を投げかける意見もありました。

    今後の状況改善には、これまでに学園が地元住民との間に積み上げた地域連携に関する大きな課題を
    解決すべき必要性を認識し、真摯に地元住民に向き合うことが求められます。