北大津まちづくりネットワーク　〜滋賀県大津市 雄琴・仰木の里のまちづくりを考える集い〜

　仰木の里まちづくり連合協議会（略称：まち連）の主催で、『行政訴訟に関する説明会』が開催されました。

　日時：2012年7月8日(日) 10:00〜12:00
　場所：滋賀県大津市仰木の里市民センター大会議室3階

今回の説明会は、先日、大津市建築審査会が行った住民請求棄却の裁決に対して、
再度、その真偽を問い直す方法としての『行政訴訟』に焦点を当てた内容となりました。

この説明会では、日頃、まち連活動を支援する弁護団を中心に裁決文の教示に示された行政訴訟に関する
法的枠組みについて、説明が行われた後、参加者からの質疑に弁護士が回答するという方法で進められました。

説明会の様子(写真撮影：仰木の里まちづくり連合協議会)


今回の報告会で特徴的であったのは、説明会に先立って参加者が個々に質問表への記入を行い、
そこで挙げられた質問に対して、一つ一つ弁護士より回答が行われた点でした。

質問の中には、今回の建築確認取り消し審査請求に対する裁決に対する見解を問うものや、
建築確認に絡む行政訴訟にとどまらない基本的な法的な枠組み、学校設置の法的枠組みに関するものなど、
様々な角度での質問がありましたが、寄せられた多くの質問に対して、弁護士より詳細な説明が行われました。

日頃、直接疑問を確認できる場が少ない状況の中、自身の声を聞いてもらい、回答を得られた点では、
今回の機会は大変有意義なものであったのではないでしょうか。

なお、建築確認取り消し審査請求の裁決に対する行政訴訟については、活動の一つの選択肢として、
慎重に検討を進めるとのことでした。