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週刊新潮11月22日号に掲載された学校法人 幸福の科学学園に関する記事について

学園の関係者・生徒・生徒の父親から得たとされる証言が週刊誌記事に掲載。

2012年11月15日発売の週刊新潮 2012年11月22日号の50ページから53ページに渡って、
『「坂本龍馬の前世は劉備」と教える「幸福の科学」学園の罪』という記事が掲載されました。

[関連コンテンツ]
週刊新潮 2012年11月22日号 (新潮社HP)

この記事では、栃木県那須塩原市にて学校法人 幸福の科学学園が行ったとされる教育内容について触れられており、
「教育基本法に抵触」「"独房送り"の実態」という小見出しと共に、政治教育や学園内での学生の問題行動に対する
謹慎処分の具体的な方法について同学園の関係者・生徒・生徒の父親から得たとされる証言が引用掲載されています。

さらには、学校を管轄する文部科学省や認可庁である栃木県へのインタビューも掲載され、
中学・高校運営費補助金として2年間で1億2千万円の支出を行いながらも、私学ゆえに教育に関する
問題指摘や指導を行う法的根拠・権限が無いとするコメントも併記されました。

(記事内容の詳細は、雑誌をお読みください)

一方、雑誌の発売を受け、直接記事の対象となった学校法人のみならず、宗教法人 幸福の科学の
ホームページにおいて、出版社と編集者に対して厳しく謝罪を求め、法的措置も検討する旨の意思表明が
行われています。

[外部サイト]
・週刊新潮の最悪の捏造〜週刊新潮「幸福の科学学園の罪」なる記事に抗議する〜
 (宗教法人 幸福の科学HP、掲載時URL : http://info.happy-science.jp/201211154269)

幸福の科学学園 校長メッセージ (学校法人 幸福の科学学園HP)

学校法人が対象の今回の報道は、地域住民の間で大変な驚きを持って受け止めています。

今回の週刊誌報道は、滋賀県大津市仰木の里での中学・高校の学校設置認可の審査をこれから受ける
学校法人を直接取り扱った記事であり、地域住民の間では大変な驚きをもって受け止められています。

今回の報道対象は栃木県の学園ですが、同一学校法人が運営する学校に関する報道である以上、
開校予定の関西校と関係が無い事とは思えません。

2012年6月には、地元自治連合会から学校事業運営者として信頼できるのか、学校設置基準に謳われている
「地域連携」が本当に可能なのかという多くの不安の声が決議文の形で懸念表明され、
2012年11月13日付の文書では、過去に積み残した疑問への回答の要求と要請事項が伝えられています。

[関連コンテンツ]
地元との溝は深く。厳しい質疑と要請が並ぶ仰木の里自治連合会の返答文書

そのような状況下での今回の報道は、現状に輪を掛けてさらに不安を募らせるものでした。
事あるごとにこのように全国報道されること自体が、学校設置が計画されている地元としては不安なのです。

また、記事中の生徒・生徒の保護者の証言は、記事掲載に先立って編集者に宛てられた幸福の科学グループ
広報局からの見解説明とは大きく乖離する内容で掲載されていますが、これは仰木の里の地域住民が
学園関係者から受けた様々な住民軽視の言動と行政報告との乖離に相通ずる部分さえ感じてしまいます。

[関連コンテンツ]
幸福の科学学園、地元説明会に教団幹部が紛れ込んで紛糾【録音データあり】  (やや日刊カルト新聞)

これから学校設置を行う地域に広がる不安を解消すべく、今回の報道内容に対する真偽、
そして全国誌での報道に至った経緯について、説明を求めます。


記事中の栃木県関係者のコメントでは、私学ゆえに教育に関する問題指摘や指導を行う法的根拠・権限が無い
とするコメントが掲載されましたが、教育内容、学校施設、学校運営に関する事項は、滋賀県での私学設置の
観点では、まさに審査対象です。

昨今の大学設置認可に係る文部科学省の対応により、新設学校の設置審査機関での審査については、
形式的審査に基づく認可に対して、多くの疑問が挙げられ、今なお、全国で盛んに議論されています。

滋賀県・私学審議会での審査においても、地元の不安・疑問が払拭される適切な議論・審査を望みたいと思います。