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週刊文春7月19日号に掲載された宗教法人 幸福の科学に関する記事について

元信者によるトラブルの告発が週刊誌記事として掲載。訴訟に発展する見通しも。

2012年7月11日発売の週刊文春 2012年7月19日号の156ページから160ページに渡って、
『幸福の科学 大川隆法 性の儀式 一番弟子が懺悔告発!』という記事が掲載されました。

[関連コンテンツ]
週刊文春 2012年7月19日号 (文藝春秋社HP)

この記事は、かつて宗教法人 幸福の科学に所属し、今年4月に幸福の科学を除名されたとされる元信者の方が、
大川氏に宛てた手紙の内容を元に作成されたとされており、その内容は大川氏が複数の女性信者との間で
起こしたとされるトラブルを告発するというものでした。

また、記事中では、現在、教団と現役信者の方との間で「お布施返還訴訟」が発生していることも伝えられています。
(記事内容の詳細は、発売中の雑誌をお読みいただくか、下記Web記事をご一読ください)

[関連コンテンツ]
幸福の科学が週刊文春発売前から1億円訴訟宣言=大川隆法氏の“下半身スキャンダル”報道で (やや日刊カルト新聞)

一方、雑誌発売を受け、宗教法人 幸福の科学のホームページでは、「その捏造記事に対しては
断固とした対応を取るため、速やかに編集長と種村氏等に対して1億円の名誉毀損訴訟を提起いたします」
という意思表明が行われています。

[外部サイト]
・「週刊文春7月19日号」の当会関連記事について
 (宗教法人 幸福の科学HP、掲載時URL : http://info.happy-science.jp/201207102464)

今回の報道に関する疑問解消を望みます。

滋賀県大津市仰木の里では、幸福の科学グループに所属する学校法人 幸福の科学学園が中学・高校の
開校計画を進めています。

しかしながら、地元では、これまで過去の住民説明会にて学園職員が行った住民を軽視した対応を目の当たりにし、
学校事業運営者として信頼できるのか、学校設置基準に謳われている「地域連携」が可能なのかという
多くの不安の声が聞かれ、懸念表明が相次いでいます。

[参考コンテンツ]
幸福の科学学園、地元説明会に教団幹部が紛れ込んで紛糾【録音データあり】  (やや日刊カルト新聞)

そのような状況下での今回の報道は、このような現状に輪を掛けてさらに不安を募らせるものでした。

幸福の科学学園のホームページでは、学校紹介文として「幸福の科学の教育理念のもとに創られる全寮制の中学・高校」
という説明がありますが、それを踏まえると、その教育理念に深く影響を及ぼす創始者に関する報道を近隣住民として
どのように捕らえたらよいのでしょうか?

今回の週刊文春の記事は、女性への蔑視、性道徳へのモラルハザード、権力を盾にしたセクハラ行為、
教団の隠蔽体質、などがうかがわれる内容となっています。

宗教法人 幸福の科学のホームページに掲載された『「週刊文春7月19日号」の当会関連記事について』には、
本件の他にも出版社との間で訴訟トラブルが発生しているとの記載もあります。

このような出来事が事あるごとに全国報道されること自体が、学校設置が計画されている地元としては不安なのです。

今後の再発を防ぐためにも今回の報道の真偽を明確にすること、特に名誉毀損訴訟に発展する可能性の
ある重大なトラブルで世の中を騒がせた経緯を明確に示すこと、そして、今回の件について、学生・保護者に
対してどのような説明を行うのかという点について、学校を受け入れる地元への説明責任があるのではないでしょうか。

もしも記事が事実であるとするならば、創設者として多大な影響力を持つ幸福の科学学園の教育内容や理念、
正当な学園運営が行われるか甚だ疑問と言わざるを得ません。

また、そうなれば学校設置の審査にあたる滋賀県私学審議会においては、より一層慎重に、
そして、学園の本質に立ち入った検討が求められます。

以上の疑問を払拭する適切な対応を望みたいと思います。