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大津市定例議会での議員質問から分かった新たな事実

2011年9月12日、大津市9月度定例市議会が行われ、山本哲平議員より
幸福の科学学園建設に関する質問が行われました。

質問の内容については、山本議員本人がテープから起こした記録が
議員のブログに掲載されていますので、そちらを参照ください。 (下記のリンクより参照ください)

幸福の科学学園に関する質問のテープ起こし!

質問 : 幸福の科学学園建設問題における住民の不安について


ブログに掲載されている内容より、質疑の内容を簡単にまとめると下記のようになります。

質問@中高層に関する住民説明会で宗教法人の幹部が住民側に紛れ込み、紛糾した中で終了した
説明会にも関わらず、中高層協議の終了通知書を発行した理由は?
回答@・文章の配布・説明会を通じて事業計画に関する周知が実施されているため。
・今後とも地元に対して建設工事にかかる協議等を行っていく意向が文書で表明されたため。
(回答者 : 都市計画部長)
質問A幸福の科学学園関係者との面会回数
回答A3回 (回答者 : 大津市長)
質問B幸福の科学学園関係者との面会時に泉議員同席有無と働きかけの有無
回答B働きかけは無し (回答者 : 大津市長)
質問C住民側の面談要請に応じなかった理由
回答C住民側の団体が複数存在し、一本化できていなかったため (回答者 : 市民部長)
質問D住民不安の解消という請願の実現に向けた取り組み
回答D地域住民で組織された仰木の里まちづくり連合協議会との面談、あるいは要望・申し入れに
対する回答を通じて住民不安の解消に向けた取り組みを継続する。 (回答者 : 市民部長)

市長も同様に住民不安の解消に向けて取り組む (回答者 : 大津市長)

この中で、これまでに無い観点での答弁が2点ありました。

[観点1] 大津市議 泉議員による幸福の科学学園の面会同席について。

 この答弁については、正直、議員が考える質問の背景は分かりません。
 
 また、質問の中に出てくる泉議員の同行が個人的なものであるのか、議員としての同行なのかも
 質疑の中からは分かりませんが、幸福の科学学園と行政面会を行っている議員がおられることは事実のようです。


[観点2] 仰木の里まちづくり連合協議会について

 建設候補地に隣接する自治会で構成される「仰木の里まちづくり連合協議会」が市議会という公の場で、
 その存在を認める発言がありました。
 

 今回の答弁では直接触れられなかった地元の仰木の里自治連合会だけでなく、
 「仰木の里まちづくり連合協議会」にまで踏み込んで対話をし、住民不安の解消に努める
 という発言があったことは、大津市の対話に関する決意がうかがえる内容だと思います。

 また、大津市の発言の趣旨は、同じ行政である滋賀県に対しても期待されます。

学園の関係者が住民の個人情報を不正入手?


山本議員のブログを読み進めていくと、2011年9月10日に行われた行政(大津市・滋賀県)・UR・学園・住民による
4者協議会の後のやり取りが議会で取り上げられています。

下記に、ブログ 幸福の科学学園に関する質問のテープ起こし!より文書引用します。


  今後の取り組みということで、おっしゃっていただいて本当に今後の活動に期待するんですが、
  市民部長もご存知の通り一昨日行われました自治連合会主催の集会の内容も昨日、住民のみなさん
  からお聞きしたわけでありますが、本当に住民不安の解消に繋がっていないなということを感じているんですよ。

  先ほど市長にいろいろとお答えいただきましたので、市長に対していろいろといだかれていた
  疑念については一定理解されつつあると思うのですが、その他の部分については、
  一昨日の集会の内容を聞いている限りではより一層、住民の不安が増してきたのではないかと
  思うようなところもあるんですよ。

  例えば、聞いた話によりますと、これは市民部長の耳にもいってないかもしれないですけど、
  集会が終わった後、学園の方が個人情報を、住民の方の個人情報を知ってらっしゃたということで、
  なんで知ってんのやということで住民側すごく不安に思われて、学園側といろいろあったとお聞きしたんですよ。


この件を把握していた仰木の里まちづくり連合協議会からの情報によると、9/10に開催された協議会の会場で、
学園職員のAさんが全く面識の無い住民Bさんに対して、Bさんの名前や学校活動での役職を言い当てるという
出来事がありました。

その結果が、先の議員の「なんで知ってんのやということで住民側すごく不安に思われて、学園側といろいろあった」
という発言に繋がっています。

結局、情報の入手経路は明かされていないとのことから、今後に尾を引く出来事になりそうです。