計画の問題点 〜なぜ反対なのか?〜
(2)学園建設計画推進のプロセスの不透明さについて
学園建設計画推進のプロセスが不透明であり、大津市や地域住民の了承を軽視した姿勢が見られます。
幸福の科学学園は、一部への説明会で地域への配慮を表明していますが、
実際はそれとは全く反対の行動をとっています。
今回の計画は、開発規模や地域に与える影響から考えると、
本来計画着手前に地元への事前説明や同意の手続を行うべきです。
しかし、それを欠いたまま土地を購入し、計画の地元説明が終わらないうちに行政手続きなどを急いでいます。
連合自治会に示した計画図面と大津市の開発申請担当課に打診した計画案は
大きく異なるなど地元と市の担当部局に対しても、
必ずしも正確な報告がなされているとは言えない状況です。
地元説明が必要である「開発許可申請」手続き逃れ、
地域の了解を得ずに学校建設を急いでいるという印象が払拭できません。
この姿勢は、2011年7月30日に行われた中高層事前協議に係る説明会において一層鮮明になりました。
中高層事前協議に係る説明会に対する初期対応においては、住民との日程を行わず、住民側からの
日程調整依頼を無視した状態で説明会を開催し、参加者無しの状態で報告書まで行政に提出しています。
[関連コンテンツ]
・学校校舎棟等に関する説明会について
・清水建設による中高層事前協議説明会の行政報告の実態
行政による『やり直し指導』の末の開催となった説明会では、議論が紛糾する中、終盤には『宗教法人』の幹部が
住民席側から発言を行って仕切ったり、学園の工事関係者が住民席から説明会の成立を声高に主張するなど、
地域を無視して手続きを強行する姿勢を堂々と住民に見せ付けています。
※ それまでの学園の説明では、宗教法人と学校法人は別団体として行政・住民に説明し続けたものの、
この一件により学園の主張は大きく否定される結果になりました。
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幸福の科学学園、地元説明会に教団幹部が紛れ込んで紛糾【録音データあり】 (やや日刊 カルト新聞)
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