計画の問題点 〜なぜ反対なのか?〜
(1)大津市、仰木の里に、「幸福の科学学園」が大規模に展開することについて
大津市のまち、仰木の里のまちに、宗教法人「幸福の科学」グループに属する「幸福の科学学園」が
大規模に展開することは不適切であり、まちの活性化に結びつきません。
@大津市は、長い歴史と文化を誇る都市として発展してきました。しかし、特定の宗教法人グループに
属する学園が大規模に展開することにより、「大津市」のイメージが母体の宗教法人と重なってしまうこと、
また住民との摩擦など宗教法人の抱えるトラブルを持ち込むことは、「大津市」のまちにふさわしくありません。
また、特定信者を対象とする大規模施設建設は、地域の「公共性」、「公益性」に乏しく、
住民にとっての利益や地域の活性化とは結びつかず、かえって地域の自治の振興の妨げる要因になりかねません。
いわゆる「公共の福祉」に反するといわざるを得ません。
A今回の幸福の科学学園の建設予定地に適用される「仰木地区地区計画」の「地区計画の目標」は、
「良好な居住環境を有する住宅地域にあることから」、「周辺住宅に調和する健全な市街地の形成保全を行う」こと
とされています。
さらに「土地利用の方針」では、「良好な居住空間に調和する研究、教育施設・・を導入」するとされ、
「建築物等の整備方針」でも、「周辺一般住宅地の居住環境との調和を図る」と定められています。
また、幸福の科学学園建設予定地の向かいに隣接する積水ハウス分譲地の「コモンステージ仰木の里東地区」の
地区計画は、 「当地区の周辺地区は、・・低層住宅の良好な環境を守るために、第1種低層住居専用地域に指定し、
現在、低層戸建て住宅による良好な住環境が形成」されているため、
「これらの状況を踏まえ、周辺の住環境と調和を図る」
などのために計画決定されました。
その目標は、「既に低層住宅地として良好な住環境を形成している周辺地域との調和を図る」とされています。
つまり、この地域は「周辺の住環境との調和」した「良好な居住空間に調和する教育施設」しか、
土地を利用し建築物を建設することができません。
当学園は、特定の宗教信者のためだけの施設であり、非公共的、非公益的施設であるため、
この町の住環境と調和せず、 当学園の建設は不適切であると思われます。
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